ハビエル・アギーレ新監督の就任会見
2026年09月30日
9月28日、ハビエル・アギーレ新監督のプレゼンテーションがメスタージャで行われました。
広報部門ディレクターのホセ・マヌエル・セガーラの司会で、最初に紹介された後、元バレンシアのメキシコ人選手グアルダードからのビデオメッセージがあり、メディアとの質疑応答となりました。その後、メキシコのバレンシア・ペーニャからのビデオメッセージがありました。

以下、メディアとの質疑応答です。
何故この状況でバレンシアを選んだのか
アレックス・ドミンゲス(Valencia Capital Radio)
「こんにちは、ハビエル。Valencia Capital Radioのアレックス・ドミンゲスです。バレンシアへようこそ。」
ハビエル・アギーレ
「アレックスね。ありがとう、アレックス。」
アレックス・ドミンゲス
「あなたはキャリアの中で、代表チームでもほとんどすべてを成し遂げ、スペインでも多くの成功を収めてきました。そんな中で今回、おそらくクラブ史上最悪、あるいは最悪に近い時期にバレンシアへやって来ます。サポーターは苛立ちを抱えていて、チームは降格圏にいます。なぜバレンシアを選んだのでしょうか。もちろん、バレンシアが歴史あるクラブだということは私たちもよく知っています。それでも、なぜこのタイミングでバレンシアに来ることを選んだのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「ごめん、途中で遮ってしまうけど、私はバレンシアに『ノー』と言うことなんて絶対にできないんです。絶対に。絶対に。絶対に。バレンシアはLaLigaを代表する歴史的なクラブです。世界のサッカーという見方をしても歴史のあるクラブです。そして、ものすごいサポーターがいる。私は対戦相手としてここに来たことがあるけど、本当に……皆さんの言い方を借りれば、ビビりますよ。だから、私はそれを取り戻したい。メスタージャがもう一度、いや、今もそうなのかもしれないけど、対戦相手にとって圧倒されるようなスタジアムであってほしいし、それが私の望んでいることです。チームをもう一度、本来居るべき場所へ戻したい。このクラブが歴史の中でずっと居た、クラブに相応しい場所にね。
それから、ブラウリオも言っていたとおり、私たちは二言三言話して『バレンシアだ。行こう』となっただけです。私はすでに仕事のオファーをいくつか断っていました。具体的には4つです。妻のシルビアや孫たちととても楽しく快適に暮らしていましたからね。その生活に本当に何の不満もありませんでしたよ。でも、シルビアに言いました。『シルビア、悪いけど、行かなきゃならない』と(笑)。彼女も喜んでましたよ。彼女は私よりサッカーが好きだから。だから妻も私も喜んでここへ来ました。繰り返しになりますが、ここは対戦相手にとっては難しい場所であり、ホームチームにとっては素晴らしい場所です。私はそういう場所にしたいんです。」
ヨーロッパリーグを狙えると思うか
ホセビ・サンチェス(À Punt)
「バレンシア公共テレビ À Puntのホセビ・サンチェスです。こんにちは。バレンシアへようこそ。」
ハビエル・アギーレ
「ありがとう。」
ホセビ・サンチェス
「ブラウリオが先週、あなたを選んだ理由の一つとして、話し合いの中であなたが見せた『野心』を挙げていました。契約についても、ヨーロッパリーグ出場圏に入った場合に契約更新となる条項を入れることを、あなた自身が望んだと話していました。今季のバレンシアはヨーロッパリーグ出場圏に入れると思いますか。」
ハビエル・アギーレ
「ホセ、まず始めに。『usted(あなた/敬称)』じゃなくて『tú(きみ)』で話してくれて構わないよ。
それから二つ目。私は一歩ずつ進んでいく人間でしてね。先のことを想像するのは好きじゃない。そもそも、そういうことを想像するのがすごく苦手なんですよ。だから今はエル・サルディネーロでの試合(ラシン・サンタンデール戦)だけに集中しています。今のところは、それだけです。
その後、物事がうまく進んでいって『おお、いいじゃないか』となれば、それは素晴らしいことですね。私はこれまで、契約書にサインしていても、その契約が最後まで履行されなかったこともあります。逆に契約がないような状況でも、すごくうまくいったこともあります。だから結局、その紙切れに何と書いてあるか、書いていないかは、私にとってそれほど重要ではないんです。皆が居心地よくやれていれば続けるし、皆が居心地悪くなったら、続けない。それ以上、何を言えばいいかな(笑)」
サポーターからの期待/メキシコ人選手獲得の可能性
ウーゴ・ラミレス(TelevisaUnivision/メキシコのメディア)
「こんにちは、ハビエル。TelevisaUnivisionのウーゴ・ラミレスです」
ハビエル・アギーレ
「こんにちは、ウーゴ。」
ウーゴ・ラミレス
「まずは就任おめでとうございます。『tú』で話してと言われたのでそう話しますね。そして、あなたがこれからもメキシコという国、メキシコの国旗を高いところへ掲げ続けてくれることについても。それを本当に高く評価している人はたくさんいます。ここ数日バレンシアに滞在していて感じたことですが、サポーターはあなたの就任を歓迎しています。笑顔になっているし、あなたの就任を支持している。ある種の希望を感じているように見えます。そうした期待を背負うことを、あなた自身はどう感じていますか。
もう一つ質問です。私が調べたところでは、EU圏外選手の登録枠が一つ空いています。具体的に一人の選手について聞きたいのですが、2026年のワールドカップであなたが成長させたエリック・リラです。モナコへの移籍に近づいたこともありました。彼のようなタイプの選手が、冬の移籍市場でこのバレンシアに入る可能性はありますか。」
ハビエル・アギーレ
「まず、期待してもらえることを本当に嬉しく思っています。私自身が喜んでここへ来たわけですが、同じような喜びをもって迎えてもらえていると感じています。ホテルから練習場へ向かう途中など、まだ街中でそれほど多くの人と会ったわけではないけど、それでも皆さんが歓迎してくれる。今のところ、ポジティブな雰囲気があるのを感じます。いわば、最初からつまずいているわけではない、ということであって、それはとても嬉しいことです。でも結局のところ、サッカーは結果の世界です。好かれるとか、嫌われるとか、まあまあだと思われるとか、そういうことではなく、結果です。できるだけ早く結果を出したいと思っています。
もう一つの質問については、私はまだ選手たちのことを知ろうとしている途中です。チームが抱えている不安についても見ています。そして残念なことに、負傷している選手もいます。6人~7人というところかな。まずはそこが、私が取り組むべきことになる。彼らを回復させたい。特に精神的な部分でね。身体的な部分については、私は医者ではないですから。チームにはフィジカルコーチがいますし、彼らが復帰までにどのくらい時間が必要なのかを判断するでしょう。
でも、負傷している選手を見るというのは、本当につらいものです。練習場に来て2日、3日の間に、4人、6人、7人と負傷している選手を見る。そうすると、『おいおい、そんな顔をしてちゃ駄目だぞ』と思うんですよ。せめて笑おうよ、と。少しでも温かく接してあげたいと思っています。ですから現時点では、繰り返しになりますが、具体的なことを言うつもりはありません。まだ状況をきちんと分析できていないからです。チームがどういう状態なのか。何を必要としているのか。まだ分かっていません。それに私はクラブに雇われている人間です。お金や予算を管理しているわけではありません。ですから適切な時期になったらブラウリオと話します。私も彼も、ある程度の時間をかけて状況を理解したうえで、何が必要なのかを考えることになります。
エリックについて言えば、彼は私の友人であり、素晴らしい選手です。そしてエリックだけではなく、メキシコにはヨーロッパで十分にプレーできる選手がたくさんいると思っています。でも今の段階では、その質問について具体的な答えは出せません。」
カンテラーノを引き続き起用するのか
パブロ・アベジャン(7 TeleValencia)
「こんにちは、ハビエル。7 TeleValenciaのパブロ・アベジャンです。まずは、ようこそ。」
ハビエル・アギーレ
「ありがとう、パブロ」
パブロ・アベジャン
「これまでのバレンシアの試合は見ていると思います。オスカル・サンチェスはカンテラの選手をかなり積極的に起用してきました。あなたもその方針を継続するつもりでしょうか。また、それがあなたの就任条件の一つだったのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「いや、私から出した条件なんて、ほとんどありません。というか、まったくなかったと言ってもいい。オスカルの仕事は見ました。個人的にも彼を労いました。勇気を持ってチームを率いていました。チームを整理し、若手も起用しました。ただ、今の段階ではウーゴ(・ラミレス/ひとつ前の質問をした記者)に答えたのと同じです。これから見ていかなければならない。
もちろん、マジョールが出てきたことは非常に重要でした。オトルビも非常に重要な若手です。コルドバもプレーしました。彼らとは今、一緒にトレーニングしています。ただ、最終的には決断をしなければならない。私は年齢を見ません。経験があるかないかも見ません。その選手に価値があるなら、前へ進ませます。そこに何の問題もありません。これはチームそのものがそうするように求めてくるものなんです。チームの状況が、『この選手を使え』と教えてくれます。
例えば私がエスパニョール・デ・バルセロナに行った時、チームには若い選手がたくさんいました。今のバレンシアとは違いますが、その時のチームは本当に極限の状況にいました。その時の私は、隅に追いやられていた4人か5人のベテラン選手を使いました。そしてチームを救いました。つまり、状況によっては突然、経験というものが重要になることもあるんです。でも今は、まだ31試合残っています。その時点で一番状態のいい選手が出ます。心配しなくていいですよ。」
不満を抱えるサポーターへのメッセージ
パブロ・フエルテス(Radio Taronja)
「こんにちは、監督。Radio Taronjaのパブロ・フエルテス……」
ハビエル・アギーレ
「ハビエルと呼んでくれるかい?」
パブロ・フエルテス
「分かりました。まず、バレンシアへようこそ。」
ハビエル・アギーレ
「ありがとう。君、名前をもう一度教えてくれないか。」
パブロ・フエルテス
「パブロです。Radio Taronjaです。」
ハビエル・アギーレ
「パブロくんだね。よろしく。」
パブロ・フエルテス
「今日の就任会見で、現在クラブの状況に疲れ、不満を感じているサポーターに、どんなメッセージを送りたいですか。」
ハビエル・アギーレ
「サポーターはもう、メッセージなんて聞き飽きているでしょう。だから、メッセージはありません。私たちはラシン・サンタンデールと試合をします。その試合に勝つために戦います。それがサポーターに届けられる最高のメッセージでしょう。勝利です。サポーターは自分たちのチームの勝利を待っています。だから私は、できるだけ早くその勝利を届けたい。それが最高のメッセージです。それ以外は、ただの言葉です。ここで格好いいことを言うこともできますよ。でも、私はそうするつもりはありません。」

サポーターとの関係をどう取り戻すか/『守備的な監督』なのか
エクトル・ゴメス(Tribuna Deportiva)
「こんにちは、ハビエル。Tribuna Deportivaのエクトル・ゴメスです。」
ハビエル・アギーレ
「ごめん、もう一度、名前は?」
エクトル・ゴメス
「エクトル・ゴメスです。」
ハビエル・アギーレ
「エクトルね。毎日、覚えることが多いね。」
エクトル・ゴメス
「先日ブラウリオにも似たようなことを質問しました。あなたはメスタージャについて、対戦相手として来た時にどれほど威圧感のあるスタジアムだったか話しています。しかし、現在のメスタージャは少し状況が違います。チームとサポーターの間には断絶があります。その背景には、長年にわたるサポーターと筆頭株主との断絶があります。そうした状況について説明を受けていますか。そのことは把握していますか。」
ハビエル・アギーレ
「はい、はい。もちろんです。」
エクトル・ゴメス
「そこで伺いたいのですが、ブラウリオと考えている、サポーターをもう一度チームに引き戻すためのプランとは、具体的にどのようなものでしょうか。単なる言葉ではなく、どのような道筋を考えているのでしょうか。
それと関連して、あなたについて守備的な監督だと評する人もいます。そこで単純に聞きたいのですが、あなた自身は守備的な監督なのでしょうか、それとも攻撃的な監督なのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「二つしか選択肢がないの?(笑)まあ、いいでしょう。自分で自分のことを定義しろ、ということですね。
もちろん、自分がどこに来たのかは分かっています。クラブのオーナーについても、何が起きているのかについても、もちろん把握しています。ただ、実際に中へ入ってみると、外にいた時には当然分からなかったことにも気づきます。プランについては、繰り返しになってしまいますが、勝つことです。それが当面のプランです。チームに一つの形、アイデンティティを持たせる。そして結果が良くなっていけば、それに伴ってサポーターもチームに近づいてくる。叫ぶ代わりに、拍手をするようになってくる。これはサッカーの世界では当たり前のことです。このクラブや、このサポーターだけに起きているレアケースではありません。だから私は、できるだけ早く彼らに喜びを与えることに集中しなければなりません。
それからもう一つ。自分自身について話すのは難しいですね。私が守備的なのか、超守備的なのか、ものすごく、とんでもなく超守備的なのか。あるいはその逆なのか。
私は、監督というのは、自分が持っている選手と、その時チームに求められているものに応じて戦い方を変えるものだと思っています。もちろん、守らなければならない時もあります。5-4-1のような形で守らなければならないなら、そうする必要があります。リードを守るためかもしれないし、酷い目に遭いたくないからそうすることもある。逆に、大勢の選手を前へ出して、ボールを扱える選手を使い、リスクを冒して、後ろにスペースを残して戦わなければならない試合もあります。そうすれば攻撃的と言われる。後ろからきれいに繋ぐとか、そういうことも含めてです。
そういったものは、私も含めて、どの監督も使い分けていると思います。それを決めるのは、チームそのもの、試合のスコア、対戦相手、順位表での状況など、さまざまな要素です。ですから、『この監督はこういう監督で、どのチームへ行っても一生このやり方だ』と決めつけるのは難しい。私自身、勝たなければならないチームを率いたこともあれば、勝点を取って残留させるために守らなければならないチームを率いたこともあります。」
現在のバレンシアの長所と改善すべきところ
セルヒオ・カピージャ(Radio Esport)
「こんにちは、ハビエル。ようこそ。Radio Esportのセルヒオ・カピージャです。」
ハビエル・アギーレ
「ありがとう、セルヒオ。」
セルヒオ・カピージャ
「ブラウリオが先日、あなたからバレンシアの試合映像を送ってほしいと頼まれたと話していました。それを分析したうえで、このチームにどのような長所があると感じていますか。また、どの部分を改善できると思っていますか。」
ハビエル・アギーレ
「才能です。個々の選手に、とても多くの才能があります。そして素晴らしいカンテラがある。今のところ、それが私にとって最大の長所です。このクラブには非常に強い帰属意識を持った、質の高いカンテラ出身の選手たちがいます。私がやらなければならないのは……あくまで私の考えですよ。まだ2、3回しかトレーニングしていませんから。彼らを納得させることだと思っています。自分たちは重要な選手なんだと、選手自身に信じてもらうことです。非常に重要なクラブにいるんだということを理解して、それに相応しいプレーをしてもらう。このクラブにはこれだけの歴史があります。ピッチの中をただふらふらしているわけにはいかない。許されないこともあるし、負けてはいけない試合を落とすわけにもいきません。
繰り返しますが、私は今いる選手たちの個々の才能、そしてカンテラを非常に信頼しています。カンテラの選手たちは本当に気に入っています。ここ4、5日は負傷者や代表選手の不在もあったので、6人か7人ほど若手をトップチームに上げました。その中には、今すぐプリメーラでプレーできそうな選手もいます。一方でまだ名前すら分からない選手もいるんですよ(笑)。いや、本当に。今日も、『この選手、何て名前だ?こいつ、すごく良いじゃないか』みたいなことがありました。今のところ、そういう印象です。個々の才能はたくさんある。後は本人たち自身にそれを信じてもらわなければならない。私が彼らを信じているんですから、本人たちにも信じてもらわないと。自信を与えることです。まだ非常に短期間しか見ていない中での、かなり性急な分析になりますが、彼らにはほんの少し自信が足りないように感じています。」
メキシコ代表、ラファ・マルケスとの関係
ファンホ・ルエダ(FOX/メキシコのメディア)
「こんにちは、ハビエル。ここでもお会いできて嬉しいです。FOXのファンホ・ルエダです。メキシコから来ました。」
ハビエル・アギーレ
「こんにちは、ファンホ。居るのは気が付いていたよ(笑)聞き馴染みのある声だ。」
ファンホ・ルエダ
「ここ数日、いくつかの出来事が重なりました。あなたがバレンシアに来たこと。ラファ・マルケスがメキシコ代表監督としてデビューしたこと。そしてもちろん、ポル・ロレンテが彼のコーチングスタッフを離れ、再びあなたと仕事をすることになったことです。この数日間、ラファ・マルケスとはどのような話をしましたか。実際に話をしたのであれば、お互いの最近の出来事について、どのような話をしたのでしょうか。質問させていただきありがとうございます。」
ハビエル・アギーレ
「どういたしまして。私がこちらへ来るという話が出た時に、ラファとはメッセージを二つほどやり取りしました。彼とはもう25年以上になりますかね。長い付き合いですから、いつものようにお互いへの親愛と敬意を持ったやり取りでした。ラファ自身も分かっていることですが、彼が必要とすることがあれば、私はいつでも力になります。もちろん、それが今の私の最優先事項というわけではありません。でも、電話一本だったり、意見を求められたりしたら、いつでも応じます。メキシコ代表は今、非常に良い人物に任されていると思っています。きっとうまくいくでしょう。ラファにもメキシコにも、最高の結果になることを願っています。それにアンドレス(・グアルダード)も彼と一緒にいますからね。十分でしょう。」
選手のメンタルをどう立て直すのか
サルバ・ゴミス(EsportBase)
「こんにちは、ハビエル。EsportBaseのサルバ・ゴミスです。あなたの幸運を祈ります。そしてバレンシアへようこそ。」
ハビエル・アギーレ
「ありがとう。」
サルバ・ゴミス
「あなたはこれまで、状態の悪くなったロッカールームを立て直す監督として知られてきました。そこでメンタル面について聞きたいと思います。選手たちにどのようなメッセージを伝えたのでしょうか。そしてこの最初の数日間、チームの精神状態を変えるために、どのように選手たちと接してきましたか。」
ハビエル・アギーレ
「名前は?サルボ?」
サルバ・ゴミス
「サルバです。」
ハビエル・アギーレ
「サルバくんか、良い質問をする若者だ。サルバくん、いいかい?選手に対しては、絶対に嘘をつかないことです。真実を伝える。どんなことであっても、本人の顔を見て言う。そうすれば選手は感謝してくれます。それ以上のことはしていません。私は今ここで皆さんが見ている、そのままの人間です。それだけです。そこから少しずつ、グループとして、そして個人として選手たちに近づいています。私は彼らがどこから来たのかを知りたい。何を考えているのかも知りたい。なぜここでプレーするようになったのか。他のチームからこのクラブへ来た時、何を目標にしていたのか。このクラブについて、どう考えているのか。まだ全員とは話せていません。でも6人、7人、8人くらいと話しました。私はとても落ち着いています。自分なりにメモを取りながら、少しずつ彼らからの信頼を得ようとしています。今のところは、私の年齢とか、これまでやってきたこととか、そういうもので『とりあえず信じてみよう』と思ってくれているのかもしれません。でも実際に近づいて、肩を叩いて、こちらから腹を割って話してみると、私が話した選手たちはいい青年たちです。
繰り返しますが、グループ全体に対してはまだほとんど何もしていません。自己紹介をした程度です。でも個人レベルでは、何人かとは良い形で距離を縮めることができました。サンタンデールでの試合までには、全員とそうしたいと思っています。なぜなら、私が話している相手は単なるサッカー選手ではなく、人間だからです。うつむいている選手がいる。負傷している選手がいる。その人間の内側には、きっと何かがある。もしかしたら、こちらが手を貸すことで、その何かを取り除いてあげられるかもしれない。そうすることで、お互いの信頼が生まれ、コミットメントも生まれます。基本的には、選手が監督に対してコミットし、監督も選手に対してコミットする。そして全員がこのクラブに対してコミットする。そうなれば、物事はもっと簡単になると思います。」
『公平な監督』『天性のモチベーター』という評価について
イグナシオ・ミゲル(TNT Sports México/メキシコのメディア)
「こんにちは、監督。TNT Sports Méxicoのイグナシオ・ミゲルです。質問というより、まず一つお話しします。先日、あなたが以前指導した選手の一人と話をしました。名前は言いませんが……」
ハビエル・アギーレ
「いや、言えよ。この野郎(笑)」
イグナシオ・ミゲル
「いやいや(笑)。後で個人的に教えます。」
ハビエル・アギーレ
「新聞で大騒ぎになるかもしれないからな(笑)」
イグナシオ・ミゲル
「むしろ逆です。その選手に『監督はどんな人ですか』と聞きました。すると、『何より、選手に対して非常に公平な人。そして生まれながらのモチベーターだ』と言っていました。あなた自身も、そのように自分を評価していますか。そして、そうした資質が今回の新しいプロジェクトでも役に立つと思いますか。」
ハビエル・アギーレ
「うーん……もちろん、そういう資質が自分にあると明日から信じるようにしようかな(笑)。まあ、人というのは、自分がどういう経験をしたかを踏まえて話すものです。ただ、一つ本当に気にしていることがあります。あまり試合に出られていない選手のことです。そういう選手は気持ちが落ちてしまうことがあります。でも、全員が必要なんです。26人全員が必要です。いつ、誰を必要とすることになるか分からない。だから私は、試合に出ていない選手のことをかなり注意して見ています。彼らを失ってしまわないようにするためです。いつ必要になるか、本当に分かりませんから。
一つ、あるチームで経験したことを話しましょう。どのチームだったか言いますよ。マジョルカです。君は選手の名前を教えてくれなかったけど(笑)。ずっと試合に出ていないGKがいました。ずっと、ずっと、ずっと出なかった。でも最終的にセビージャで、彼の片手でのセービングがシーズンを救ったんです。私はずっと彼のそばにいました。『大丈夫だ。いずれ出番は来る。お前の番が来る』と励ましていました。まあ、実際には出番なんて来ないと思っていたんですけど(笑)。でも出番が来たんです。だから私は、公平であろうとはしています。もちろん、いつもそれができるとは限りません。でも、誰かを苦しめようという意図で何かをすることは絶対にありません。ピッチに立てるのは11人だけです。交代できるのは5人。選手は26人いる。そうすると、ベンチにすら入れない若者も出てきます。3試合続けてメンバー外になれば、その選手はだんだんこちらの目を見なくなる。絶望し始める。監督を信じなくなっていく。私は、そういう選手たちについては非常に慎重に接するようにしています。
繰り返します。公平であろうとしています。時には、それができないこともある。でもそういう時には、すぐ本人のところへ行って、『お前を傷つけようとしてやっているわけじゃない。そんなつもりはまったくない。お前が必要なんだ』と伝えます。今日なのか明日なのかは分からない。1分だけ必要になるかもしれない。90分必要になるかもしれない。ベンチから仲間を励ます役割かもしれない。スタンドからチームを後押しすることになるかもしれない。でも、全員が必要なんです。そうでなければ、この状況から抜け出すことはできません。全員です。本当に全員。先日の試合に出た選手たちだけではありません。サポーターも、クラブの経営陣も、すべての人が、です。ここにいる全員が、バレンシアに良いシーズンを送ってほしいと思っている。だから、全員でやっていかなければなりません。」

LaLigaは以前より拮抗しているのか
サルバ・カンポス(Televisión Española)
「こんにちは、ハビエル。ようこそ。Televisión Españolaのサルバ・カンポスです。」
ハビエル・アギーレ
「別のサルバだね」
サルバ・カンポス
「サルバはサルバドールの略です。2列目に座っているボロ(本名サルバドール・ゴンサレス)も同じ名前です。」
ハビエル・アギーレ
「(会場を見回す)……ああ、本当だ。いたいた(笑)」
サルバ・カンポス
「質問です。あなたは昨シーズンもLaligaを経験しました。以前であれば、下位に沈んでしまうチームが一つあって、その他の3、4チームが残留を争うような状況だったと思います。しかし昨シーズンは、実質的に10から12チームほどが下位から抜け出そうと争っていました。Laligaは年々難しくなっていると感じますか。」
ハビエル・アギーレ
「はい、はい。昨シーズンはかなり特殊でした。私がいつだったか……1986年だったか、2002年だったか、もう分かりませんけど。順位表を見て、『1位がこのチーム、次がこのチーム……』となっていて、失礼のないように言いますが、例えばラシン・サンタンデールやラージョが上にいて、そして17位あたりを見るとレアル・マドリー、バルサ、バレンシアがいた。『そんなわけないだろ。38試合が終わる頃には、こうなるから』って。パンッ、と本来の形に戻る。実際、スペインで長年やってきて、そういうものだと学びました。
リーグ戦は長いレースです。ただ、今は明らかにチーム間の差が縮まっています。今のLaligaは本当に厳しい。勝点3の間に10チームくらいいたりしますよね。だから、2連勝すれば一気に順位が上がる。逆に2連敗すれば、一気に問題を抱えることになる。年々、差は縮まっています。私はそれを良いことだと思います。今では、どんな相手でもこちらに勝つことができる。Laligaで勝点3を取るには、本当にたくさん汗をかかなければならない。たくさん走らなければならない。そして、とても良いプレーをしなければならない。ミスをすれば、あっという間にやられます。」
バレンシアを救うことと、母国開催W杯でメキシコを率いること
ルイス・コルテス(Radio Marca)
「こんにちは、ハビエル。Radio Marcaのルイス・コルテスです。少し不公平な質問になるかもしれません。あなたはメキシコ人として……。」
ハビエル・アギーレ
「じゃあ質問するなよぉ(笑)」
ルイス・コルテス
「いや、します(笑)。メスタージャでの最後のシーズンにバレンシアを降格から救うことは、メキシコで開催されるワールドカップでメキシコ代表を率いることと同じくらい重要なことでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「それはまったく異なる仕事です。本当に、まったく違います。一つは、自分が生まれた国の代表チームです。もう一つは、現在、本来の歴史に相応しいとは言えない状況にいる歴史あるクラブです。危機的な状況とまでは言いません。でも、このクラブの歴史に見合った状況ではありません。
これまで私が経験してきたチームや仕事には、共通しているものがあります。それはサッカーです。11人対11人で戦う。日本人だろうと、エジプト人だろうと、UAEの人間だろうと、メキシコ人だろうと、スペイン人だろうと、そこは同じです。でも、そこから先のストーリーは、それぞれまったく異なります。私はメキシコでも、他の国でも、そしてここスペインでも、それぞれ仕事をする時には全力を注いできました。スペインでは、これが7クラブ目ですね。どこでも、完全な献身と情熱を持ってやってきました。何も出し惜しみしません。過去を振り返ることもしません。いわゆる24時間365日、そのチームにすべてを注ぎます。そして今は、もうここでそれが始まっています。過去のことは楽しみましたよ。もちろんです。マジョルカもそうです。その前のエジプト代表も日本代表も、そのほかの場所も。でも、今の私のエネルギーはすべてここにあります。それ以外のことは、もう過去です。私はどのプロジェクト、どの仕事でも、何かを出し惜しみしたことはありません。もちろん、すべてがうまくいったわけではありません。でも、これまで働いてきたすべての場所に良い思い出があります。ここも、きっとそうなるでしょう。」
『消防士』と呼ばれること/監督としてのエゴ
フェルナンド・ミニャーナ(El País)
「こんにちは、フェルナンド・ミニャーナ、El Paísです。」
ハビエル・アギーレ
「こんにちは、フェルナンド。」
フェルナンド・ミニャーナ
「LaLigaでは500試合以上を指揮していると話していましたね。あなたは特に、危機に陥ったチームを救う『消防士』のような監督として語られることが多い。冗談として受け取ってください。」
ハビエル・アギーレ
「いやいや、誇らしいですよ。冗談でも何でもない。消防士は火を消すんです。ものすごく役に立つ人たちですよ。最近だって、どれだけ活躍したことか。」
フェルナンド・ミニャーナ
「長いキャリアの中で、最下位や下から2番目のチームを何度も引き受けてきました。そうした中で、自分自身のエゴとどのように付き合ってきたのでしょうか。以前のインタビューで、『グアルディオラやクロップ、モウリーニョのような監督がいるためには、アギーレのような監督も必要だ』と話していました。」
ハビエル・アギーレ
「本当にそのインタビューを読んだのか?(笑)」
フェルナンド・ミニャーナ
「(笑)」
ハビエル・アギーレ
「誰も読んでないと思ってたよ、この野郎(笑)。そのインタビューを読んだのは二人だな。君と、うちの妻だけだ(笑)。
そうだなあ……エゴはゼロです。こういう仕事をしているのにエゴなんか持っていたら、打撃を受けた時のダメージがもっと大きくなる。だからエゴはゼロ。私は自分がどこから来たのかを知っています。自分が何者なのかも分かっています。誰かの真似をしようとも思いません。私は私です。そして、ここにいる。最下位のチームを率いようが、首位のチームを率いようが、まったく問題ありません。私はいつものハビエルのままです。その点は心配しなくていい。私はずっとそうでした。選手だった時から、アシスタントだった時も、監督になってからも。自分が誰かより偉いと思ったことはありません。誰かと自分を比較したこともありません。そして、この世界でこれだけ長く仕事を続けられていることを考えれば、まあ、それほど悪くはなかったんでしょうね。」
『最高のものはこれからやって来る』
パオラ・エレーラ・ロドリゲス(Récord/メキシコ)
「こんにちは、監督。またお会いしましたね。メキシコのRécord紙、パオラ・エレーラ・ロドリゲスです。あなたがLaLigaに戻ってきたことを、スペインでは非常に喜んでいます。ここ数週間、記者、選手、クラブ関係者、そしてもちろんサポーターから、あなたについて非常に良い言葉をたくさん聞きました。皆、あなたがバレンシアの指揮を執ることを喜んでいます。ワールドカップでの最後の記者会見で、あなたは私に、多くの人を期待させる言葉を言いました。『最高のものは、これからやって来る』と。
今日からバレンシアで新しいステージが始まります。バレンシアのサポーターにも『最高のものはこれからやって来る』と言っていいでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「そんなこと言った覚えがないんだけど(笑)。まあ、君を信じることにするよ。今は録音があるから困るんだよな。君たちは後で絶対に出してくるんだよ(笑)
うーん……まあ、『最後にやったことより、次はもっと良くできる』という希望は常にあります。もちろん、ブラウリオから話が来た時は本当に、『なんてこった。自分はなんて運がいいんだ。バレンシアが自分に目を向けてくれるなんて』と思いました。第5節か第6節……7節だったかな。もう分かりませんけど。『何かが動いたから、自分がここにいることになったんだ』と思いました。『最高のものはこれからやって来るのか』ということなら……。そうですね。特にこの年齢になれば、仕事をしていないより、仕事をしているほうがいい。しかも、これほど大きなクラブでなら尚更だ。そうでしょう?だから、『最高のものはこれからやって来る』ということでいいでしょう。そうしましょう。その言葉でいきましょう。後で本当に私がそう言ったという録音を見せてくれ。まだ信じてないから(笑)」
ブラウリオから何を言われて、わずか数分でバレンシア行きを決めたのか
ビクトル・リュック(Onda Cero)
「監督、じゃなかったハビエル。Onda Ceroのビクトル・リュックです」
ハビエル・アギーレ
「こんにちは、ビクトル。」
ビクトル・リュック
「すでにいろいろ質問されていますが、ブラウリオとの会話で具体的に何を言われて、わずか5分ほどで『行く』と答えたのか知りたいです。」
ハビエル・アギーレ
「こう言われました。『バレンシアに来たいか?』私は『うん、もちろん』と答えた。それで終わりです。5分もかかってない。ブラウリオは嘘をついてるな(笑)。2分くらいです。本当にそれだけです。プロジェクトについても話していません。コーチングスタッフについても、選手についても。何も。何一つ話していません。『来たいか?』それだけです。自分が行きたいと思っていて、相手も自分に来てほしいと思っているなら、後のことはそれほど重要ではないと思います。お互いに一緒にやりたいという意思がある。それで十分です。契約書の細かい条件なんかより、そういうもののほうが上にあると思っています。」
キャプテンたちとの会話
インマ・リドン(El Mundo)
「こんにちは、ハビエル。El Mundoのインマ・リドンです。」
ハビエル・アギーレ
「こんにちは、インマ。」
インマ・リドン
「クラブが映像を公開したので私たちも見ましたが、先ほどあなた自身も話していた、選手との個別の会話について聞きたいです。2人のキャプテン、ガヤとギドと話しているところも見ました。彼らはチームのリーダーです。可能な範囲で、どんな話をしたのか教えてもらえますか。」
ハビエル・アギーレ
「インマ。インマ、お願いだから、答えられる質問に変えてくれ(笑)」
インマ・リドン
「では、彼らをどう見ましたか?(笑)どんな状態だと感じましたか?何を伝えたのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「何歳なのか聞いたかな(笑)。まあ、これはありきたりな答えになってしまいますが、話した内容は私たちの間だけにしておきます。ただ、ロッカールームでは他の選手とも話しています。キャプテンだけではありません。負傷している選手とも話しました。いやあ、負傷している子たちはね……かわいそうに。何というか……胸が痛むんですよ。サッカーは『情』のようなものが入り込むには非常に厳しい世界ですけど、それでも気の毒になります。だから、何とか気持ちを上向かせようとしています。
キャプテンたちとは、ある意味で情報交換ですね。私はこれまで何度もバレンシアへ来ています。本当に何度も。でも、外から来ているだけでは、クラブの内側で本当は何が起きているのか分かりません。彼らも、できる範囲で私を歓迎してくれて、自分たちがこれまで経験してきたことについて、それぞれの視点を話してくれます。長くここにいる選手もいれば、そうでない選手もいます。そうした話は、『今、自分たちはどこにいるのか』『どういう状況なのか』『どの地点にいるのか』を把握するための、とても良い判断材料になります。チームのリーダーや中心選手が話してくれるわけですから、彼らも嘘はつかないでしょう。嘘をついても彼らにメリットはありません。こちらの機嫌を取るようなことを言う必要もありません。だから、とても役に立ちました。そして今後も、私にとって非常に有益な情報になるでしょう。ただし、その内部情報を皆さんに教えるつもりはないですけどね(笑)」

危機にあるチームに最初に何を伝えるのか
フェルナンド・アルバレス(Marca)
「ハビエル、こんにちは。Marcaのフェルナンド・アルバレスです。」
ハビエル・アギーレ
「こんにちは、フェルナンド。Marcaはさっきもいたよね?」
フェルナンド・アルバレス
「あちらはRadio Marcaです。まあ兄弟や従兄弟のようなものです。」
ハビエル・アギーレ
「ああ…、そうか、君たちは白目の部分がよく似てるよ(笑)」
フェルナンド・アルバレス
「アギーレ監督のキャリアの特徴の一つとして、危機にあるチームを救い、その後チームを安定させ、時には予想以上のところまで引き上げてきたことがあります。新しいプロジェクトに入った時には、少ない情報を非常に明確に伝える必要があるのではないでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「そのとおり。」
フェルナンド・アルバレス
「普段、最初にどんなメッセージを伝えるのでしょうか。もちろんレガネスとバレンシアでは、同じメッセージが通用するわけではないと思いますが。」
ハビエル・アギーレ
「そこなんです。すべてのチームに同じメッセージを伝えるわけではありません。まず選手たちを観察します。こちらの顔を見ているのか。目を合わせないのか。選手同士でひそひそ話しているのか。どういう状態なのか。そういう最初の観察から、『今、この選手たちには何を言うべきなのか』を決めます。最初からスピーチを用意してくるわけではありません。選手たちを見ながら、その瞬間にどんな言葉なら彼らの中に入っていくのか、何が役に立つのかを見極めます。今のところは、言葉は少なくていいと思っています。少ないほうがいい。ある程度、自然に任せる。もし彼らの中に何か『喪失感』のようなものがあるなら、それを外に出させる。一人ひとりに少し愛情を与えて、そして前へ進む。それでいい。11日には重要な試合があります。今の段階では、戦術ボードを使ってあれこれ説明したり、長々と話をしたりする必要はないと思っています。今の彼らに一番必要ないのは、さらに大量の情報を与えて頭をいっぱいにすることだと思います。毎日順位表を見るでしょう。『うわ……』『またか……』『まずいな……』と。それだけで、少しずつ気持ちが削られていく。だから今は、少し息をさせてあげることです。週末は休みにします。まあ、少しだけですけどね。こちらでも、何かやることはありますから。まずは、選手たちが人間として自分自身を取り戻すことですね。
それからサッカーについては、代表選手たちが戻ってくる週から本格的に始めます。負傷者をどこまで復帰させられるかも確認して、サンタンデールで勝利をつかむために、可能な限りベストなチームを送り出したいと思います。」
どんなチームだと認識されたいか
エミリアーノ(Planeta Deportivo)
「こんにちは、ハビエル。Planeta Deportivoのエミリアーノです。ハビエル、ワールドカップが終わった時には、監督を続けるかどうか分からないと話していました。それから2か月後、バレンシアを率いることになりました。あなたのチームを、人々にどのようなチームだと認識してもらいたいですか。」
ハビエル・アギーレ
「私は、献身、犠牲、意志、ユニフォームへの愛情がなければ、サッカーというものを理解できません。それが何よりも先に来ます。選手が消極的で、走らない、戦わない。そういう姿を見れば、監督は腹を立てて、その選手を下げて別の選手に代える。でも、それはスタンドの人たちにも分かるんです。観客は馬鹿じゃありません。記者やメディアの皆さんにも分かる。勝っても負けてもどうでもいいと思っている選手なんて、一人もいてはいけません。私のチームがどんなサッカーをするかは、その時によって違うかもしれない。でも一つ特徴を挙げるなら、非常に大きな……アグレッシブさとまでは言いませんが、ものすごいエネルギーを持っていることです。私のチームに勝つなら、本当に血と汗と涙を流すくらい大変でなければならない。特にホームではそうです。それは私のチームに共通するものです。私自身が、サッカーをそういうものだと考えているからです。
私も選手でした。かなり不器用な選手でしたけど(笑)。でも、ピッチでは最後の一滴まで汗を流しました。そのうえで技術や戦術について批判されるなら、それは構いません。でも、その前にあるもの。意志。やろうとする気持ち。これは――最近あまり流行らない言葉かもしれませんが――議論の余地がありません。絶対に譲れないものです。へへ、いい言葉ですね。『議論の余地はない』」
チームのフィジカル面の問題
ペペ・フォルク(Babel)
「こんにちは、ハビエル。Babelのペペ・フォルクです。まず、ようこそ。そして、バレンシアに来てくれてありがとうございます。」
ハビエル・アギーレ
「ありがとう、ペペ。ありがとう。」
ペペ・フォルク
「今シーズンのいくつかの試合では、フィジカル面で相手に後れを取っているように見える時間帯がありました。プレシーズンでのフィジカル準備が不足していたようにも見えます。シーズンが始まってからでも、この状態を改善することはできるのでしょうか。それとも、もう難しいのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「ペペ、それについては、まず君の見方ですね。現時点では、私はその意見に同意することはできません。第一に、ここで仕事をしていた同業者、スタッフについて、そういう形で話すことはできません。私にはできない。私たちは皆、同じ仕事をしている仲間です。それぞれに仕事のやり方があります。それだけです。7試合を見て、君はそう感じた。それは君の意見です。私自身の意見については、まず自分のスタッフに伝えます。そして、チームが試合に勝つために何が最善なのか、何が必要なのかを見ていきます。細かいところまでは話せません。というより、私は過去に興味がありません。彼らがどんな状態から来ているのか、何をしてきたのか、どういうチームなのかは分かっています。でも、ここからはゼロから始めます。これから2週間、3週間とトレーニングできる期間があります。最初の試合に向けて、とても有効な時間になるでしょう。その後で、『自分たちがやったことは役に立ったのか』『役に立たなかったのか』『何か修正すべきところがあるのか』『改善すべきところはあるのか』を分析します。必要なら、当然改善します。」
バレンシアのユニフォームは『重圧』なのか
ヘルマン・ムニョス(El partit de la una, À Punt Radio)
「こんにちは、ハビエル。調子はどうですか?À Punt RadioのEl partit de la unaのディレクターをしているヘルマン・ムニョスです。まず、バレンシアにようこそ。質問の前に一つだけ簡単な疑問をぶつけさせてください。この中断期間中、チームをどこかに連れて行って合宿をする予定はありますか。」
ハビエル・アギーレ
「ありません。」
ヘルマン・ムニョス
「分かりました。では質問です。あなたは先ほど、バレンシアというクラブに来ることが何を意味するのか、その重要性について話しました。バレンシアのユニフォームを着るということには、あなたにとってどれほどの『重み』がありますか。非常に歴史のあるユニフォームである一方、大きなプレッシャーも伴います。また選手との会話の中で、その『重み』についてすでに伝えたのでしょうか。あるいは、これから伝えるのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「『重み』というより『誇り』という言葉が相応しいと思います。どうでしょう? これほど大きなクラブ、大きな組織、大きなチームにいられることは誇りです。繰り返しますが、世界的なレベルで見てもそうです。このチームはワールドカップ前にメキシコ代表と試合をしました。プエブラまで行って、メキシコ代表と対戦した。どんなクラブでもできることではありません。バレンシアだったからです。ですから、『重み』というより、ここにいられることを誇りに思います。今この瞬間、この場所にいたいと思う人はたくさんいるでしょう。素晴らしいチーム。素晴らしい選手たち。素晴らしいスタジアム。素晴らしいサポーター。そしてもちろん、素晴らしい歴史があります。だから私は、これを『重み』だとは見ていません。自分にとっての良い挑戦だと考えています。そして、その挑戦に取り組む準備はできています。」
バレンシアで何を成し遂げたいか
パウラ・レリン(EFE通信)
「こんにちは、監督。EFE通信のパウラ・レリンです。バレンシアへ向かう前に、今回の仕事が『キャリアの大きな締めくくりになるかもしれない』と話していました。現在の契約期間より、もっと長くここにいたいと思っているのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「いやいや、そんなこと言ってないよ。嘘をつくなよお(笑)。いきなり嘘から始めるなよ(笑)。いや、『締めくくり』とは言ったのかな。でも、それが1年で終わるのか14年続くのかは分からないでしょう(笑)」
パウラ・レリン
「クラブの発表では1年契約で、さらにオプションがあるということです。当然、もっと長くいたいと思っているでしょう。先のことを話したくないのは分かっていますが、アギーレ監督はバレンシアで何を成し遂げたいですか。」
ハビエル・アギーレ
「もう言いましたよ。まずは、できるだけ早く順位表を上がっていくこと。結果を出すことです。ここでアギーレが何かを話して、皆さんがこの部屋を気分良く出ていく。そして皆さんがその幸福感をサポーターに伝える。そんなこともできるかもしれません。でも、勝てない、勝てない、勝てないとなれば、結局いつもと同じです。だから、やるべきことはそこだと思っています。今日ここで話しているのは、話さなければいけないからです。皆さんの前で話せと言われたから来ている。そうでなければ、来なかったですよ(笑)。でも今日はここにいる。話すべきことを話した。これからはピッチです。まずはエル・サルディネーロで。そしてすべての試合で戦います。」
最初の数日で驚いた選手はいるか
イバン・エライス(Cadena COPE)
「こんにちは、ハビエル。Cadena COPEのイバンです。バレンシアへようこそ。」
ハビエル・アギーレ
「イバンね。よろしく」
イバン・エライス
「あなたには非常に豊富な経験があります。そして先ほど、このチームには多くの才能があると話しました。この数日間、練習場で実際に選手を見て、特に驚いた選手はいますか。」
ハビエル・アギーレ
「驚いたとすれば、それまで知らなかった選手たちですね。トップチームの選手については、もともと知っていましたから。Bチームから上げた若い選手たちです。まだ名前すら覚えていない選手もいますけど(笑)。でも、本当に能力があります。質の高い選手がたくさんいます。誰か一人の名前を挙げるのは――さっきスポーツにおける公平さについて話したばかりですから――私のポリシーからすると不公平でしょうね。」
コペテとマフェオとの再会
マルク・エスクリバーノ(Las Provincias)
「こんにちは、監督。Las Provinciasのマルク・エスクリバーノです。バレンシアへようこそ」
ハビエル・アギーレ
「こんにちは、ありがとう。」
マルク・エスクリバーノ
「キャプテンや負傷者について話してきましたが、ロッカールームには以前一緒に仕事をしたことのあるコペテとマフェオもいます。そうした知っている顔がいることは、今回役に立っていますか。また、彼らはあなたの仕事のやり方をすでに知っているので、ピッチでもより重要な役割を担うことになるのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「確かに二人のことは知っています。2年ほど、毎日一緒に仕事をしていました。残念ながらコペテは負傷しています。今は重要なリハビリの段階にいます。再会した時には抱きしめて、『頑張れよ』と声をかけました。彼の回復については、私もかなり注意して見ていくつもりです。とても大切に思っている選手です。パブロ(・マフェオ)については、とても落ち着いています。本当に落ち着いている。かなり成熟したように見えます。状態も良さそうです。自分の仕事に集中している。身体も絞れているし、楽しそうにしています。これは彼にとって非常に重要です。彼は感情から強い影響を受けるタイプの選手ですから。ただし、以前からの知り合いだから試合に出す、友達だから使う、ということはありません。それは忘れてください。本人たちも分かっています。聞くまでもないでしょう。」
妻シルビアさんの反応/ゴードンとの再会
ルイス・ボウ(ESPN)
「こんにちは、ハビエル。調子はどうですか?ESPNのルイス・ボウです」
ハビエル・アギーレ
「こんにちは、ルイス。」
ルイス・ボウ
「二つの会話について質問したいです。まず一つ目、バレンシアからオファーが来たと知った時、奥さんのシルビアさんとはどんな話をしたのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「それこそ絶対に教えないよ(笑)」
ルイス・ボウ
「どんな反応だったのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「言っても信じないと思うよ。これ以上聞いても、たぶん信じない(笑)。ここにはシルビアと私のことを知っている人が二人いますけど、彼女のほうが私よりサッカーが好きなんです。私が仕事をしていないと家で邪魔者扱いされます(笑)。今回、ちょうど二人で旅行している時に話が来ました。すると、妻は『行こう、行こう』って。もうすぐ彼女の誕生日なんですが、私は一緒にいられません。そのことで、もう散々言われましたけど。でも、とても喜んでいます。私がLaLigaで仕事をするのが好きだと知っていますから。というより、私が仕事をすること自体を好きだと分かっている。彼女はこれまで、どこへ行くにもついてきてくれました。私は7か国、15の街で暮らしてきました。その最初の日から、彼女はずっと一緒です。今回は誕生日や孫たちとの旅行などが重なったので、まだこちらには来ていません。でも、いずれ来ます。そのうち皆さんも会うでしょう。そして、いつものように強く支えてくれると思います。」
ルイス・ボウ
「もう一つの会話について短く伺います。シーズン後半にアンソニー・ゴードンと再会したら、何と言いますか。」
※メキシコvsイングランドの試合中にアギーレ監督がゴードンに向かって「ゴードン、f*** you!」と叫んだ、という話題がありました。すぐに両者とも笑いあっていて大きな問題にはなりませんでした。
ハビエル・アギーレ
「あー……(笑)……別に何も(笑)。まあ、こうやって(手で顔を覆い下を向く)……知らないふりでもするかな(笑)。あれはワールドカップの真っ只中で、ふと思いついて言っただけのくだらない冗談で、そういうことはあります。過去のことです。会えば、とても親しみを込めて挨拶しますよ。あの時のすごく良い写真があるから、あの写真にサインしてもらおうかな。子どもたちのために(笑)。良い写真ですよ、本当に。それにしても、あいつ、スペイン語うまいよね。」

選手たちはバレンシアのユニフォームの『重さ』に苦しんでいるのか
コンラド・バジェ(Diario AS)
「こんにちは。ASのコンラド・バジェです。」
ハビエル・アギーレ
「名前を、なんと…?」
コンラド・バジェ
「コンラド・バジェです。ASです。」
ハビエル・アギーレ
「コンラド、コンラドね。」
コンラド・バジェ
「選手たちの姿勢や、今どのような状態にあるのかについて多く話してきました。またあなた自身にとって、バレンシアのユニフォームが持つ重みは『挑戦』だとも話しました。今の状況では、選手たちにとってこのユニフォームが重荷になっていると思いますか。」
ハビエル・アギーレ
「いい質問ですね、コンラド。ただ、答えは分かりません。まだ選手たちと一緒にいる時間がほとんどありませんから。個別に話したのも3回程度で、全員と話したわけでもありません。ただ、選手には責任があると思います。『どうでもいい』と思ってプレーすることはできない。ブーイングされてもどうでもいい。勝っても負けてもどうでもいい。そんな選手であってはいけません。彼らも人間ですから、罵声を浴びたり、否定されたりするのは気持ちのいいものではありません。でも、サポーターも馬鹿ではありません。スタンドが怒っているのであれば、そこには理由があるのでしょう。勝利を見たい。昔のように、自分たちのチームが勝つところを見たい。そういうことだと思います。だから私は、このユニフォームの重さをうまく別の方向へ持っていきたい。状況を逆転させて、これほど多くの人の前でプレーすることを誇りに感じてもらいたい。このユニフォームを着ることを誇りに感じてもらいたい。そして相手チームが、ここから何かを持ち帰ることを非常に難しくしたい。それが自然な状態であるべきだと思います。昔から、ここで勝つこと、ここでバレンシアと戦うことは本当に難しかった。本当に、本当に難しかったんです。」
補強が必要なポジションについて
アルフレッド・カステジョ(Diario Levante)
「こんにちは、監督。Diario Levanteのアルフレッド・カステジョです。先日ブラウリオは、チームにはセンターバックが必要だと話していました。この数日間、実際にピッチで選手たちを見たうえで、他にも補強が必要だと感じているポジションはありますか。」
ハビエル・アギーレ
「まだブラウリオとは、チームに何が必要なのかについて話していません。彼は彼で、やるべき仕事をしています。彼がこれまでの経歴も実績も素晴らしい\人間であることを私たちはわかっていますし、今も仕事をしています。彼は日々の練習にずっといるわけではありません。私たちより先を見て仕事をしていますから。私が分かっているのは、センターバックが3人負傷しているということです。今のところ、私が把握できているのはそこまでです。補強の可能性についてブラウリオと話すことは、現時点では私の仕事ではありません。
もちろん、いずれはお互いの考えをすり合わせて、『君はどう見ている?』『どう思う?』と話をすることになるでしょう。でも、それはクラブとして扱う問題です。私はこれまでずっと、与えられた戦力で仕事をしてきました。そのことは十分理解しています。たとえば『ペドロとファンとルイスを獲ってくれなければ、私は辞める』というようなタイプの監督ではありません。私はそうではないと思っています。全員がチャンスを与えられるに値すると思っています。今いる選手たちについては、負傷している選手をできるだけ早く復帰させたい。今のところは、それでいい。その質問については、明日ブラウリオに聞いてください(笑)」
『バレンシアという船』に陸地は見えているか
ファン・センペレ(VIP Deportivo)
「こんにちは、ハビエル。バレンシアへようこそ。VIP Deportivoのファン・センペレです」
ハビエル・アギーレ
「こんにちは、ファン」
ファン・センペレ
「以前マジョルカと契約した際、『火消し役の監督』と評価されることについて質問されて、『私はこういう状況での立ち回り方を知っている』と答えていました。先ほどもその話が出ました。そこで、バレンシアという船の船長として伺います。この中断期間、バレンシアという船は今、どのような海を進んでいるのでしょうか。心理面やフィジカル面だけではなく、その先に陸地は見えていますか。」
ハビエル・アギーレ
「良い比喩だね。後は私に木の義足があれば完璧だな(笑)。肩にオウムも乗せて(笑)。まあ……もちろん、簡単ではありません。簡単ではない。難しい時期にあるのは事実です。サポーターも、報道陣も、選手も、ロッカールームも、経営陣も、オーナーも。皆の気持ちが最高の状態にあるわけではありません。それは明らかです。そして、私が言葉で何かを変えることはできません。私にできるのは、行動と結果によって、人々にもう一度自分たちのチームに関わってもらうことです。チームとサポーターの間に、もう一度良い一体感が生まれるようにする。そして、このクラブの歴史に相応しい形で、すべてが再び動き始めるようにすることです。今どんな状況にいるのか。君の比喩で言えば、『嵐はどれくらい激しいのか』『海はどんな状態なのか』ということですが、私は、まだ勝点93が残っていると言います。93ポイントです。そして中位から中上位のグループまでは、4、5、6、7ポイントくらいでしょう。ですから私は、『もう明日はない』『次の試合に勝てなければ終わりだ』『下位3チームから抜け出せない』というような状況だとは思っていません。そうではないでしょう? ファンくん、『陸地は見えるか』って?はい。見えていますよ。」
今季のバレンシアの目標は何か
チモ・マスマノ(Cadena SER)
「こんにちは、アギーレさん。私は……」
ハビエル・アギーレ
「ハビエル、ね」
チモ・マスマノ
「はい、こんにちは、ハビエル。私はCadena SERのチモ・マスマノです。」
ハビエル・アギーレ
「こんにちは、チモ。」
チモ・マスマノ
「二つ質問があります。一つ目は、これから数週間後、おそらく私たちが何度も聞くことになる質問です。バレンシアの目標は何なのか。この質問は何度もすることになると思います。ここ数年、このクラブでは明確な目標が設定されないまま、結果的に直近4シーズンのうち3シーズンで『降格しないこと』が目標のようになってきました。短期、中期的な目標ということだけではなく、以前ここでは、『FFP上の順位が、リーグで目指すべき順位を示すものだ』という話もありました。バレンシアはFFP上では8番目です。そこで一つ目の質問です。このバレンシアには、どこまで行けるだけの戦力があると思いますか。」
ハビエル・アギーレ
「今、君が言ったFFPで8番目だということは、まったく知りませんでした。過去に目標が設定されていたのか、いなかったのか。公に言われていたのか、いなかったのか。それも知りません。全く何も。今の私なら『私たちの目標はこれです』と簡単に言うこともできます。でも今の私にとっての目標は、ラシン・サンタンデール戦です。君が期待している答えではないでしょう。もっと踏み込んだことを言わせて、それを大きな見出しにしたいんでしょうけど。でも、それ以上はありません。それ以上ないんです。自分が持っていないものを売ることはできません。今の私たちにはチームがあります。そして私は今、選手一人ひとりとチーム全体が、現在どのような状態にあるのかを診断しようとしているところです。そこから何かを作っていく。そして、一歩ずつ進んでいきます。たぶん、君は2、3週間後なら、私がこの質問に答えられるかということを聞きたいんだよね?」
チモ・マスマノ
「いえ、これから私たちが聞き始めるという意味です。ヨーロッパリーグはどうなのか、とか。」
ハビエル・アギーレ
「その時も、今と同じように答えるでしょうね(笑)。次はサンタンデール。その次はビルバオ、その次は……って。」
『火山』のようなメスタージャ
チモ・マスマノ
「もう一つは、あなたの性格と、バレンシアの人々、バレンシアサポーター、そしてメスタージャの性格についてです。メスタージャは火山のような場所です。非常に激しい。あなたは今回の仕事を『キャリアの締めくくり』と表現しましたが、そのキャリアにバレンシアが足りなかったのでしょうか。メスタージャが本来のメスタージャらしさを取り戻し、そこにあなたの性格が加わったら、かなりのものになるのではないでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「ここでは以前、ラファ・ベニテスと殴り合いになりそうになったこともあるんですよ(笑)。君が言うその『火山』は、本当に激しい。だから、そうですね。もう一度それを感じたいです。でも今度は、自分の味方として感じたい。ぜひそうなってほしい。私が良い結果を届けることができて、人々が私たちを信じ始めてくれればと思います。『私たち』というのは、新しく来たスタッフのことです。そして何より、サポーターが自分たちの愛するチームをもう一度信じて、応援し始めてくれればと思っています。スタジアムへは、大きな期待を持ってやって来るわけでしょう。そして、その期待を持ったまま家へ帰ってほしい。それが、私が背負っている約束の一つです。」

リム家と話したのか
セルジ・マルティネス(Nostresport)
「こんにちは、ハビエル。バレンシアへようこそ。Nostresportのセルジ・マルティネスです。バレンシアに到着した時、リム家とはまだ話をしていないと言っていました。この数日間で、会長や筆頭株主と話をする機会はありましたか。もし話したのであれば、どのような話をしたのでしょうか。」
ハビエル・アギーレ
「つい5分前に話しましたよ。7分だったかな、8分、10分、20分……分からないけど。『こんにちは』『こんにちは。調子はどう?』『ようこそ』『ありがとう』『ありがとう』それだけ。他に何を話せっていうんですか。私が英語を話す時はいつも短いフレーズになります(笑)」
セルジ・マルティネス
「ピーターとですか、それともキアトと?」
ハビエル・アギーレ
「キアトです。画面越しに少し話しただけです。」